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艦橋から

北朝鮮の漂着船を見に行く

「実際にご自身で漂着船を見に行ってみてはいかがですか」と、あるとき拉致問題に取り組むA先生に勧められた。編集者たるもの、時には事件の現場を見てみる必要があるというもの。思い立ったが吉日、車を飛ばして北陸に向かった。
 2月に漂着船が見つかった石川県加賀市の橋立海岸は、北陸道の尼御前サービスエリアから徒歩10分ほどで浜に下りることができた。裏を返せば海岸に上陸すれば10分で高速道路で待つ車に乗れるということでもある。北朝鮮が工作員を送り込むとすれば、うってつけの地点だ。
「正論」3月号に「北朝鮮スパイは本当にスパイか」という朝日新聞の仰天記事が紹介されていたが、「漂着船は本当に漂着船なのか」という気がしてくる。偶然ではなく、この海岸を狙って上陸したのでは…。
 北朝鮮から来たとされる「漂着船」の多くは、海での航行に適していない平底の船だ。池に浮かべるボートのような平底の船で荒れる日本海を渡るなど、常軌を逸していると指摘されている。
 しかし、平底の船が日本近海まで母船に乗せられてきて、最後の上陸時にのみ使われているのだとしたら、どうだろう。だとすれば、何十隻もの平底の船が日本海沿岸にまで〝漂着〟しているのにも合点がいく。
 残念ながら漂着船は4月に解体されてしまったとのことで、現物を見ることはかなわなかった。はるばるここまで来て、実物を見ずに帰るわけにはいかない。石川県では能登半島に他にも何隻もの漂着船が残されているという。気を取り直して再び車に乗り、北へ向かった。(編集者M。この項、続く)

北朝鮮からの木造船が漂着した石川県加賀市の橋立海岸

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