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艦橋から

零戦パイロットの苦労

 原発の町・石川県志賀町に向かう途中、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイを走る。全国で唯一とされる、普通に自動車で走れる砂浜の道で、道路脇の波打ち際は海水浴場になっている。そして日本海の向こうは北朝鮮だ。
 なぜ平底の漂着船が志賀町をはじめ、日本海沿岸に次々と押し寄せるのか。もしかしたらこれは、現代の「人民艦隊」なのかと思えてくる。
 人民艦隊については、安部南牛氏が「正論」2016年6月号に書いていた。いわく、
「コミンフォルムとの連絡に『海上組織』が設けられていた。世間には人民艦隊として知られた」
「日共の地下指導部は、海上工作のために、特殊な秘密オルグ(工作者)集団を駆使した。…これらのうちには、とくに党幹部の海外脱出、国外連絡、密輸等の便宜を図るために特別任務に専従する者も定められていた」
「日本共産党の武装闘争時代は、先述の人民艦隊が小型船舶、主として漁船で東シナ海の波濤を乗り越えて往来していた」
…云々。果たして漂着船の〝目的〟は何なのだろうか。
 ところで寒い国から来た漂着船を見るために、埼玉から能登半島まで、1日で往復約1200キロ走った。『永遠の0』に描かれた、ラバウルからガダルカナル上空まで飛んで、空中戦の後にまた戻ってくる零戦パイロットの苦労の一端が分かったような気がする。
 なお宮部久蔵さんに学んで常時、後方に注意しながら操縦しているため過去10年、覆面パトカーに撃墜されることなく、私の免許証の色はゴールドだ。百田尚樹先生ありがとう。(編集者M)

千里浜なぎさドライブウェイ。左手に日本海が広がる

 

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