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艦橋から

予備自衛官になるには

「あなたも予備自衛官になりませんか」と以前、葛城奈海さんに誘われたことがある。あの笑顔で言われるとNOとは答えにくい。そこで早速、調べてみた。まずは「予備自衛官補」になる必要があるが、応募資格があるのは34歳未満の人。当時、私はすでに40歳だった。残念…。
 ところで応募資格が34歳未満なのは「一般」の場合で、何らかの「技能」を有している場合はこの限りではない。とはいえ私は語学力といっても英検3級、他に特段の技能もなく、こちらも応募資格なし。というわけで予備自衛官にはなれなかったのだが、世の中には実際、培った技能を生かして40代の半ばで予備自衛官になった人もいる。特定失踪者問題調査会の荒木和博代表もその一人だ。
 朝鮮語の技能を生かして予備自衛官になった荒木氏は、拉致被害者救出のために貢献することを目的とする予備自衛官・自衛官OBの団体「予備役ブルーリボンの会」代表を務めている。今秋で予備自衛官としての定年を迎えるが、一朝事あらば拉致被害者救出のため、半島に乗り込む覚悟でこれまで訓練を受けてこられたとのことで、頭が下がるばかりだ。なお同会による研究・活動の成果は『自衛隊幻想』(産経新聞出版)として刊行されている。
 また同会の幹事長で、海上自衛隊の特殊部隊を立ち上げた伊藤祐靖氏の新著『自衛隊失格』(新潮社)の葛城さんによる書評が、月刊「正論」8月号に載っている。憲法の制約のもとで自衛隊がどうなっているのか、いざというときに本当に戦えるのか、考えさせられる力作だ。(編集者M)

かつて海軍兵学校があった広島・江田島にて。現在は海上自衛隊の施設となっている

 

『自衛隊幻想 拉致問題から考える安全保障と憲法改正』(産経新聞出版)

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