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半井小絵の「ニッポン予報」

半井小絵  国を愛するということ、正論SPのナビゲーターをつとめて

はじめまして、気象予報士の半井小絵です。

この度、週刊正論プレミアムにて執筆をさせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

雨の季節を迎えている日本列島ですが、ジメジメを吹き飛ばすようにサッカーワールドカップが熱く盛り上がっていますね。

日本チームの勝利を祈って、お揃いのユニフォームを着たり、顔に国旗をペイントしたりして応援しているサポーターをみて、「これって愛国と同じことじゃないのかしら。こんな風に『日本が好き!』と普通に言える時代になればいいのに」と、思わずつぶやいてしまいました。

先日、人気バンドRADWIMPSの楽曲「HINOMARU」が波紋を呼びました。歌詞が軍歌のように聞こえて不快な想いをしたという批判の声が上がったのですが、私には軍歌というより、古より引き継がれている日本人の誇りを持ちながら、今を生きる我々が力強く生きていこうという応援ソングのように思えます。

結局、アーティストが謝罪をすることとなりました。

しかし、その謝罪について19歳のキックボクサー、那須川天心選手がTwitterで「自分の国を愛して何が悪いのだ!」と発言するなど、若い世代からも疑問の声が上がっています。

なぜ「国を愛する」イコール「危険思想」だと言われてしまうのか。

それは皆さんがご存知のとおり、歴史教育の弊害からくるものが大きいといえるでしょう。

先月29日に「正論SP vol.3 産経教育委員会100の提言」が発売になりました。

学校で教えられてきたこととは違った角度で歴史をとらえていて、日本の素晴らしい面が発見できます。

といっても、単に日本の歴史を美化しているのではありません。

複数の説がある場合は両論を併記しており、客観的事実を大切にして書かれています。

例えば、多くの戦死者を出したシベリア出兵の際にポーランド人孤児を救ったことで、今も両国の間で恩返しの交流が続いていることは私の心を打ちました。

何より全体を通して、まるで先人の息遣いが聞こえてくるような細やかな解説で、興味深く読み進めることができます。

私はこの誌面でナビゲーターを担当させていただいております。

巻頭のグラビアは皇居平川門近くで撮影しました。

当初の打ち合わせでは、気象庁前の公園にある和気清麻呂像の前での撮影を希望しました。

なぜ、私が和気清麻呂にこだわっているのか。

それは私の先祖が和気清麻呂だからです。

読者の皆様には、あえて説明することでもありませんが、清麻呂は奈良時代から平安時代にかけて朝廷に仕え、道鏡が天皇の位に就こうとした際にその野望を阻止し、皇室の男系の血筋を護った人物とされています。

結局、清麻呂像が建立されている公園が工事中で、撮影は叶いませんでした。

撮影カメラマンの寺嶋貴美子さんは、月刊正論の長年の読者でいらっしゃいます。

そのため、必ずいい写真を撮ってくださると確信して、今回の撮影をお願いしました。

カメラ撮影以外に誌面に出ている浴衣の着付けも手伝っていただきました。

ヘアメイクの山本さおりさんは、NHK時代からお世話になっていて、過去に出版した気象キャスターカレンダーの写真のヘアメイクも彼女に担当してもらったほど信頼しています。

そんな2人と安藤慶太編集長の4名で、撮影は和気藹々と、しかし、時間に限りがあるのでテキパキと約5時間で5パターンの衣装とヘアスタイルを撮り終えました。

カメラに収めた写真は1000枚以上にのぼります。

今振り返って素晴らしいチームワークだったと自画自賛しています。

撮影のあとは、編集です。私の担当は巻頭グラビアの写真選択とキャプション、コラムを書くこと。それに各講の右上にあるポイントを確認することでした。安藤編集長と何度も何度もメールや電話で連絡を取ったり、新聞社に足を運んだりして、編集作業とはどういうものか、その一部を知ることができました。 

編集長は、すべての執筆者からの原稿をチェックし、全体の構成、編集をされています。私は約ひと月、編集長の仕事ぶりを拝見して、印刷の締め切り日が近づくにつれて、人がフラフラになるのはこういうことかということを目の当たりにしました。労働基準がどうこうと言われる昨今、問題になってはいけないので詳しくは書きませんが、かなり睡眠を削って編集をされていたことは確かです。そんな渾身の一冊となっていますので、ぜひ、書店で手に取ってご覧いただきたいです。

初の「ニッポン予報」は『正論SP』の裏話をお伝えしました。これからもジャーナリストでも学者でもない私の目線で気が付いたことや体験したことなどをレポートしてまいります。

このところ天気も気温も安定しません。皆様もどうぞご自愛ください。

(平成30年6月27日)

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