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異論暴論

「登板回避」以上の大問題は…

食いものにされる高校球児

 全国高校野球選手権大会の岩手大会決勝で、大船渡高の監督が佐々木朗希投手を登板させなかったことの是非が問題となったが、そもそも過密日程は以前から問題視されてきた。なぜ大会日程を延ばせないのか-。
 正論9月号では、「食いものにされる高校球児」と題して特集を組んだ。作家の門田隆将氏と本誌編集部が総力取材し、高野連(公益財団法人・日本高等学校野球連盟)が純資産を17億円にまで膨らませた実態に迫った。高野連からは、運転資金の確保などを保有の理由とする回答を得たが、収益重視が背景にあるのは明らかで、大会日程の延長に、「当連盟だけの事情等で決定できるわけではない」と責任感は乏しかった。
 元プロ野球選手の大野倫氏は自身が甲子園で肘を壊した経験からイニング制限を提唱。スポーツジャーナリストの氏原英明氏は高野連とメディアの知識不足を指摘し、整形外科医の守屋秀一氏は医学的な見地から選手をケアする環境作りを求めた。東大アメフト部監督の三沢英生氏は大会収益を教育環境の整備にあてる必要性を訴え、大和大学専任講師の岩田温氏は、教育の観点から興行優先の異常性を指摘、主催者の朝日新聞に再考を迫る。(楠城泰介)

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