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艦橋から

さいはての神社と読者様

 先週、紹介した『月刊住職』には「新米住職のワーキングプア記」なる連載もあるが、地方のお寺の経営はずいぶん大変らしい。それは神社も同じこと。人口が減れば檀家も氏子も減っていく。勢い無人の寺や神社も増え、果ては休眠宗教法人が売買されることにもなる。宗教法人は税制上、優遇されているため利用価値があるのだ。
 本誌7月号で、返還から50年を迎えた小笠原諸島の歴史と現状を山田吉彦教授が紹介されていた。この小笠原・父島には2つの神社と1つの寺があるが、2つの神社を買おうとする企業が現われた、との情報がもたらされた。
 早速、現地に取材へ行こうと画策したが、何しろ船で片道24時間、行って帰ってくると1週間近い旅路となってしまう。編集部としてそんなゼイタクはできないとあって、やむなく電話取材で済ませることに。
 電話取材していて嬉しかったのは、父島にも本誌の定期購読者がいたことだった。海外にも少数ながら国際郵便で本誌を購読されている読者がいるが、人口3千人に満たない離島にも読者がいるというのはありがたい限り。父島在住の読者様には無理を言って現地写真まで送っていただいた。10月号の誌面に(読者提供)という写真が載っているのは、そういう理由なのである。
 それにしてもわが編集部ですら時間繰りがつかずに行けなかった小笠原に、あの有名会社の多忙な社長さんが直々に行っていたとは…。この話はまだ継続中。新たな動きがあれば、読者の皆様にもお伝えしたい。いずれ父島にもお礼参りしたいところだ。(編集者M)

高台にある小笠原・父島の大神山神社からは、オスプレイや飛行艇なども発着する海上自衛隊基地が丸見えだ(読者提供)

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