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軍人ラグビーW杯 自衛隊「ディフェンス・ブロッサム」奮戦

必殺のタックル

後半、フランス軍の攻撃を必殺のタックルで止める自衛隊代表=9月15日、千葉県船橋市の陸上自衛隊習志野演習地

 W杯ラグビーが開幕し、日本代表チームの初戦となったロシア戦は、WTB松島幸太朗のハットトリックもあり30ー10で快勝、日本中を大いに盛り上げている。世界のトップチームによる力とスピードのぶつかり合いは見応えがある。
 10月1日発売の月刊「正論」11月号のカラーグラビアは、W杯に先駆けて開催されたもう一つのW杯ラグビー「国際防衛ラグビー競技会」を特集している。自衛隊代表を含む10カ国の軍隊のラグビー代表チームが対戦する通称「軍人ラグビーW杯」だ。2011年(平成23年)の第1回から4年ごとにW杯開催国で開かれ、今年で3回目となる。日本での開催は初めて。
 今回2回目の参加となる自衛隊代表チームは、日本代表の「ブレイブ・ブロッサム」にちなみ「ディフェンス・ブロッサム」と名付けられ、ユニフォームの胸には桜が縫い付けられた。
 トーナメント初戦の相手は、前回大会3位の強豪フランス軍となった。最高気温は29度を超え、快晴となった陸上自衛隊習志野演習場グラウンド(千葉県習船橋市)には、観客で仮設スタンドが埋まった。この日のゲームを観戦する予定だった多くの自衛隊員は、台風15号の被災地に出動したため応援することができなかった。ゲームの結果は19−3で敗れたものの、後半33分まで5ー3の接戦に持ち込みフランス軍を苦しめた。
 試合後、自衛隊代表チームの印象を聞かれたフランス軍の主将は「スクラム」と一言。確かに自衛隊の低いスクラムにフランス軍が耐えきれず落としたとして反則を取られる場面が何度か見られた。また相手の早い攻撃を、切れ味の鋭いタックルで止めるタックルが強く記憶に残った。
 大会の決勝は、奇しくも前回優勝のフィジー共和国軍と前回2位の英国軍との対戦となり、17−31でフィジー共和国軍が制し大会2連覇を達成した。3位決定戦は自衛隊代表を破ったフランス軍となった。今回も自衛隊代表チームは本戦で初白星をあげることは叶わなかったが、親善試合ではトンガ王国軍に勝利した。4年後の次回大会では是非とも、強豪を倒し一矢を報いてもらいたい。
 ここでは月刊「正論」のグラビアに掲載しきれなかった写真で、我らが自衛隊の奮闘ぶりを見ていただきたい。

唯一の得点

自衛隊代表の唯一の得点となった前半のPG。

FWの突進

フランス軍が賞賛した自衛隊代表(赤ジャージ)の低いスクラム。

FWの突進

フランス軍陳内に突進する自衛隊代表FW。

バックスの切り込み

フランス軍のゲインライン突破を試みる自衛隊代表バックス。

自衛隊代表の素早い対応は、フランス軍の攻撃を苦しめた。

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  1. 渡辺照明

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