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艦橋から

仮想シルクロードの旅

 大高未貴先生が書かれていたように、近年の中国によるウイグル人弾圧は常軌を逸している。なにしろ現地では、ほぼ10人に1人が罪もなく「再教育センター」という名の収容所に送られているという。ウイグル人の生きづらさは、LGBTの人たちの比ではない。自民党本部や新潮社へデモをした正義感あふれる皆様には、ぜひ中国大使館前でも抗議の声を上げてほしいものだ。
 明日発売の『正論』12月号でも、中国の人権問題について大特集を組んでいる。その中で東トルキスタン(いわゆる新疆ウイグル自治区)、南モンゴル(いわゆる内モンゴル自治区)、チベット出身の3氏による鼎談を行うにあたって、日本ウイグル協会会長イリハム・マハムティ氏の著書『7.5ウイグル虐殺の真実 ウルムチで起こったことは、日本でも起きる』(宝島社新書)を読んだ。題名は重たいが、「プディングの味は食べてみなければ分からない」とはよく言ったもので、実際に読んでみると実に面白い。
 一時期、日本人マニアの間でシルクロードのバイク旅が流行ったそうだ。それに感化されたイリハム氏も、現地で日本製中古バイクを手に入れて乗り回したとか。文革末期から改革開放期にかけてのウイグル社会の変化が描かれていて、興味をそそられる。
 実際、現地を旅してみたいところだが、そこは中国、無事に帰って来られる保証はない。でも、イリハムさんが営むウイグル料理の店なら、巣鴨~駒込間のJR山手線から見える場所にあり安全に、かつ十分、現地の雰囲気は味わえる。電車でGO!(編集者M)

イリハム・マハムティ氏と、東トルキスタンの国旗

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