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護衛艦「いずも」横浜港に入港、一般公開に行ってきた

護衛艦いずも

護衛艦「いずも」一般公開日、全通甲板は見学者で一杯になった=5日、横浜市の大さん橋埠頭

 

 海上自衛隊最大のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が10月5日、6日の両日、横浜港の大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で、一般公開された。これは3年に1度開催される「自衛隊観艦式」に向けたFLEET WEEKの一環で、政府が護衛艦「いずも」の空母化改修を決めてから初めてとなる。
 公開日の前日4日、母港としている海自横須賀基地から「いずも」の横浜港入港を見に行くと、詳しい広報がされていないにもかかわらずすでに多くの人々が大さん橋で待ち構えていた。全長248メートル、最大幅38メートル、満載排水量26,000トンの船体は、橋桁高56メートルのベイブリッジを慎重にくぐり、大さん橋に3回目の入港を果たした。この日は、大さん橋から富士山に太陽が沈むダイヤモンド富士も見え、「いずも」は夕日に染まった。

入港

横浜ベイブリッジを通過する護衛艦「いずも」=4日

旭日旗

人を満載して横浜港に入港=4日

夕日に染まる

オレンジ色に染まる「いずも」=4日

 翌日5日の公開日、海上自衛隊史上最大の護衛艦「いずも」を体感しようと横浜港の大さん橋埠頭に向かった。正午ごろ到着すると、すでに見学者の行列は大さん橋入り口から埠頭に横付けされた「いずも」の脇を通ってかなり先まで延びていたが、それでも約30分ほどで艦内に入ることができた。「いずも」にはヘリを昇降するエレベーターが前部と後部の2基装備され、見学者はそのうちの13メートル×20メートルの広さがある前部エレベーターを使って甲板に上がった。
 艦内の格納庫から約300人の一群の見学者が乗ったエレベーターが上がり始めると、一斉に「オッオー」という歓声が上がった。エレベーターの上昇速度は意外と早く、頭上の青空がみるみる大きくなり広々とした甲板と艦橋など上部構造物が見えた。「いずも」の特徴である航空機を運用するための全通甲板は広く、舳先から艦尾方向を眺めて見たが人の姿もかなり遠く感じられた。

エレベーター

格納庫からエレベーターが上昇すると見学者からは歓声が上がった=5日

全通甲板

隊員が見学者家族の記念写真を撮る姿も=5日

 兵装もシンプルで、航空機運用を優先し、seaRAM対空ミサイルと20ミリ機関砲CIWSといった自艦防御装備ぐらいと目立ったものは見当たらない。哨戒ヘリコプターSH-60Kシーホークの最大格納数は、第1格納庫に6機、第2格納庫に6機、整備格納庫に2機の計14機を格納できるとしている。

 防衛省によると今後「いずも」は、中期防衛力整備計画の中で、甲板の耐熱性を高める改修を実施したのち、2023年ごろ自衛隊より先に米国製戦闘機F–35Bの運用を可能にすると発表している。F–35Bは短距離離陸や垂直着陸が可能なステルス戦闘機で、政府は中期防衛力整備計画(19-23年度)で、F-35Aを27機、F-355Bを18機の計45機を導入する計画だ。

 上部甲板からは、横浜の赤レンガ倉庫やランドマークタワーなどみなとみらい地区の高層ビル群が見渡せた。10月にしては記録的に暑い1日だったが、見学者に対する隊員の接し方も親切で、空母化される前の「いずも」を興味深く体験できた。

いずも

 

 

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