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艦橋から

靖国、いつ行くの? 今でしょ

 産経新聞の矢板明夫外信部次長といえば、中国残留孤児2世という希有な生い立ちの記者で、北京に10年近く駐在した経験を持つ。あちら側の考えに通じているだけに、中国当局にとっては最も煙たい記者だったらしい。本誌11月号に掲載された「中国当局の取材監視を出し抜け!」は、他ではまずお目にかかれないものだろう。しかも書くこと話すことにどことなくユーモアがある。そんな矢板記者の中国での生い立ちが本誌1月号で語られていて、これまた面白い。

 その矢板記者と、評論家の八幡和郎氏、国際情勢に詳しい湯浅博氏による鼎談イベントが先日、都内で開かれ、抄録が本誌1月号に掲載されている。米中貿易戦争が激化するなかで訪中した安倍晋三首相を、習近平国家主席は〝熱烈歓迎〟した。その背景を論じてもらったのだが、日本にすり寄らざるを得ない中国の厳しさが浮かび上がってきた。

 特に注目すべきなのは来年夏に習氏の来日が予定されていることだ。中国側にとって国家元首の外遊は「何としても成功させなければならない」ものだという。そうした中、矢板記者は「今、日本は日中関係においてフリーハンドを持っている」と分析する。それだけに、この年末に安倍首相には靖国神社に参拝してもらいたい、中国はそれに対して文句を言えないはずだ、と矢板記者は中国の足元をしっかり見透かしているのである。

 振り返れば、小泉純一郎首相は在任中、靖国神社に毎年行っていたが、日中関係は何とかなっていた。その先例も安倍首相の念頭にあるはずだ。この先、電撃的な参拝があるかも。(編集者M)

九段下の駅をおりて、坂道を…

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