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艦橋から

草津よいとこ薬の温泉

 草津白根山噴火の風評被害に悩む群馬県草津町長、黒岩信忠氏の半生記が少し前の産経新聞(4月23~27日付)に載っていた。私は記者としての初任地が群馬で当時、町議だった黒岩氏には世話になっている。ここはいささかなりとも恩返しを…と考えて、草津に1泊してきた。ちなみに草津温泉の歴史や伝統的入浴法、命にかかわる注意事項については漫画『お前はまだグンマを知らない』(井田ヒロト著・新潮社)の2~3巻に詳しいので、行く前に読むことをお勧めしたい。

 旅館の内湯にしっかり浸かった後、温泉街の中心にある湯畑に面した無料共同浴場「白旗の湯」へ。中には60代と覚しき男性3人組が入っていて「白根山の活動は5年から10年くらいは続くんじゃないか」といった話をしていた。ははあ地元の人たちかな。

 …と思って話を聞いていると「地磁気は過去に11回、反転しているんだよなあ」とか「京の1億倍のスピードのスパコンが…」とか結構、専門的な方向に話が展開していく。ついには「この間、東大で開かれたデュアルカーボン電池のシンポジウムに行ってきたんだけど、凄い性能なんだよね」「それが実用化されたら、潜水艦のAIP(非大気依存推進技術)なんて要らなくなるじゃん」と超絶的に難しい話に突入していった。延々数十分、話が尽きそうにないので「あなた方は一体、何者ですか」と聞きたい気持ちをこらえて共同浴場を後にした。草津の湯は強酸性で肌に突き刺さる感がするほどだけれども、中に入っている人もまた強烈だった。

 なおスパコンの話は、次回に。(編集者M)

 

 

草津よいとこ薬の温泉(上毛かるた)

 

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