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異論暴論

深入り禁物、タマネギ国家

韓国が敵になる日

 むいてもむいても、タマネギのように新たな話題が出てくる彼の国。本誌では「韓国が敵になる日」と題して特集を組んだ。ところが、複数の読者から「すでに敵じゃないか」という指摘が寄せられた。ごもっともではあるが、では、現実問題として韓国が敵国となった場合、いま以上に危険になる日本を取り巻く安全保障状況にわれわれは対応できる状態なのか―。陸海空自衛隊OBの香田洋二、織田邦男、岩田清文の3氏による鼎談(ていだん)では、中国・ロシア・朝鮮半島の「3正面」が連携して日米に対抗する可能性が指摘されている。韓国がドサクサに紛れて日本海側の島を侵攻してくるかもしれないが、仮に日韓が戦えば、中国は台湾侵攻に踏み切るだろう。韓国にばかり構っている場合ではないのだ。

 韓国が米韓同盟を離脱して北朝鮮、あるいは中露と手を組みかねない状況下、嘉悦大学教授の高橋洋一氏は日本も「核シェアリング」を考えるべきだと説く。半島にも原発にも詳しい作家の豊田有恒氏は韓国の「卑劣な『放射能カード』を許すな」として、韓国が東京五輪をボイコットするとの揺さぶりに対して「韓国だけ不参加になっても、拒否すべきである。その結果、国際的にもの笑いになるのは、韓国である」と斬り捨てる。

 香港そして台湾の行方も見逃すわけにはいかない。静岡大学教授の楊海英氏は少数民族弾圧を続ける中国を「諸民族の牢獄(ろうごく)」と形容し、香港人は漢民族とは異なる別の民族であって台湾もまた中国の一部ではないと主張する。評論家の石平氏は、習近平政権は毛沢東時代への〝先祖返り〟を図っているのではないかと指摘する。中国は貧困化か乱世に突入かの分岐点に立たされており、対岸の火事への備えが急務だと訴える。(溝上健良)

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