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島田洋一の「世界 high & low」

麻生財務相の何を問題とすべきか

TBS、朝日新聞などの反安倍メディアや野党の一部が、「桜を見る会」に続き、政権の要の1人、麻生太郎財務大臣兼副総理の海上自衛隊潜水艦「体験航行」を問題にした(12月3日報道)。

朝日は、「防衛大臣など直接担当する閣僚が視察などをする機会はあるが、担当外の閣僚が潜水艦に乗るのは異例だ。(中略)海上自衛隊によると、麻生氏が搭乗したのは部隊の休日に当たる5月18日土曜日だった。過去5年間、航行中の潜水艦に体験搭乗した国会議員はいないという」と休日の個人的遊びに海自を動員したと言わんばかりに煽り立てるが、麻生氏は、「海上自衛隊の実情に触れるということで乗った。防衛予算の査定作業をするうえでも、現場環境を知っておくことは大事だ」と説明している。

税金を使っての「高級料亭体験試食」や「高級温泉体験入浴」というならまだしも、潜水艦の試乗はむしろ身体にこたえる業務だ。「この内閣は公私混同というか、行政の私物化が当たり前に行われている」(立憲民主党・蓮舫副代表)といった野党幹部のコメントを引き出して騒ぎ立てる話ではない。麻生氏の説明で必要充分だろう。

麻生氏の言動では、野党が厳しく追及すべきだったのに、何の行動も起こさなかった(というより疑問すら持たなかったらしい)国の根幹に拘わる「失言」が他にある。

ドナルド・トランプ米大統領がパリ協定からの離脱方針を正式表明した2017年6月2日、麻生氏は記者団を前に、「アメリカ」を強い言葉で批判した(トランプ政権ではなくアメリカとしている)。

「もともと国際連盟をつくったのはどこだったか。国際連合じゃないよ、連盟だよ。アメリカが作った。それでどこが入らなかったか。アメリカだ。その程度の国だということだ」。

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