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宮脇睦の「ネットバスターズ」

すでに侵略されているネット言論

いささか手前味噌な話となりますが、月刊正論2月号に掲載された拙稿『保守系ネット番組花盛り 「品位」欠けば生き残れない』が、保守系ネット番組関係者の界隈で、小さな話題となったようです。とある、保守言論人からも「見たよ」と、ツイッターでダイレクトメッセージをいただきました。

拙稿は保守系ネット番組の盛況と、課題について論じましたが、「入門編」ということで楽観的希望を前面に押し出し、踏み込まなかったことがあります。それは、ネット言論界はすでに「侵略」されているということです。このまま放置すれば、来年の今頃には、ネット空間からいわゆる「保守派」はパージされるかもしれません。

本来、自由な空間であるはずの「ネット」ですが、すでに言論が規制されているといっても過言ではありません。それはネットとリアルの両面から行われており、すでに絶望的な状況です。まずは「ネット」を中心に、ネット言論が「侵略」されている様子を紹介し、最後に「リアル」の弾圧について指摘します。

個人的なブログなどは、法律に触れない限り、何を書いても規制されることはありません。しかし、個人のささやかなブログを見てくれる人は限られます。その点、「GAFA」に代表される、巨大プラットフォーマーで発表すれば、多くの人の目に触れる確率が高まります。例えるなら個人のブログは、田畑に寄り添う農道で鼻歌を歌う程の影響力しかありませんが、巨大プラットフォーマーは日本一の繁華街「銀座」の数寄屋橋交差点に設置された特設ステージに立って、大声で歌うほどで、その伝播力は雲泥の差があります。そして、その巨大プラットフォーマーでの「発言」が、特定の方向にのみ制限されています。

保守系ネット番組の主戦場は、グーグル傘下の「YouTube」ですが、ここではいま、政治的な言動は厳しく規制されています。政治的な発言をすると「すべての広告主に適していません」とジャッジされ、番組に「広告」がつかなくなるのです。これを俗に「広告はがし」と呼んでいます。YouTubeでの収入源は「広告」です。広告はがしされるということは、YouTubeでは収益が得られないということになります。収益が得られなければ、言論活動を続けることは困難です。つまり「兵糧攻め」です。

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