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【朝日社説が触れない共産党の”長期政権”】


「阿比留瑠比の極言御免」は産経新聞政治面の名物コラムです。本誌「政界なんだかなあ」でもおなじみの阿比留瑠比記者が1月23日付のこのコラムで取り上げたのは、このほど第28回党大会で続投が決まり、平成12(2000)年の第22回党大会での就任から実に20年もトップの座に座り続けることになった共産党の志位和夫委員長のことです。

「そういえば朝日は、しばらく以前は『安倍一強』という表現を多用していたなと思い出した。特定の言葉をしつこく使うことで、読者にイメージ刷り込みを図っているようにも思える。その朝日は、共産党大会に関する20日付の社説『共闘へ さらなる変化を』でも、『長期政権のおごりや緩みが次々と明らかになる』と記す念の入れようだった。だが、これほど長期政権を嫌う朝日にしては解せないことがあった。この社説は、今回の党大会で継続が決まり、平成12年の就任からもう20年近くも現職にある共産党のトップ、志位和夫委員長の長期政権には全く触れていないのである」

阿比留記者はここで18日の記者会見で質問した産経新聞の内藤慎二記者と志位氏のやりとりを紹介していますが、ここでは2人のやりとりを再現します。ちなみに、内藤記者は昨年夏まで月刊「正論」編集部に在籍していました。

内藤記者「委員長、結果的にですね、就任されてから20年経つのですが、長すぎるのではないかという声もあるかと思いますが、こうした声に対してどのように反論なり、ご見解なりいただけますでしょうか」

志位委員長「あのう、そうですね、あのう(苦笑い)えー、私たちの党として、あのそのときどきであの、わたしはあの、大会で、えー選出されて、あの、この職責についてやってまいりました。

気づいてみたらこういう年月が経っておりますが、あのうー、いま必要とされており、そして皆さんに引き続き、あのう、やっていただくと、やることについてですね、あのう、えぇ、皆さんから、あのう引き続きやれという判断をいただいたので、あのう、がんばる、というだけなんです。

ですから、ただ、あのう、わたしとしてはですね、あのう、やはり、なんといいますか、おおいにですね、あのう、努力して、そして党内の民主主義、そしてあるいはあのう現場で努力している方々の声をしっかり受け止める。それから国民の中で苦しんでいるみなさんの声をよく聞いて学んでいくと。自らを律し、そして、えーあの、この年でありますけど、さらに成長していくという努力を重ねていきたいと思っています」

立て板に水で、安倍政権批判をする志位氏だが、この短いやりとりのなかで数えただけで16回も「あの」あるいは「あのう」を繰り返している。想定しなかった質問だっただろうか。しどろもどろの印象はぬぐえない。

阿比留記者は志位氏の続投に何ら疑問もはさまなかった朝日社説に疑問を投げかけました。

「安倍首相は自民党総裁選で他の候補に勝ち抜き、民主主義の手続きを経て現在の地位にある。一方、志位氏は対抗馬との選挙もないまま首相よりはるかに長い期間、政党のトップであり続けている。朝日は、共産党の長期政権には問題がないとみているのだろうか」

「共産党は『安倍独裁を許さない』と訴えるが、長期政権を嫌う朝日は、これに違和感を覚えないのだろうか」

共産党大会の行われた静岡県熱海市の「伊豆学習会館」はJR伊豆多賀駅から約2キロ。一本道の坂道を上ったところにあります。部外者を寄せ付けない「秘密基地」のような場所です。この党大会では、綱領改定で「大国主義・覇権主義が強まっている」として、中国を批判する内容を盛り込みました。

月刊「正論」では2月1日発売の3月号で、その背景を分析した日本共産党元国会議員秘書の篠原常一郎さんの論文を掲載しています。ご期待ください。

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