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艦橋から

旅順陥落115年

 ♪旅順開城約成りて 敵の将軍ステッセル 乃木大将と会見の 所はいずこ水師営~(「水師営の会見」)

 皆様あけましておめでとうございます。本日は日露戦争での旅順要塞陥落から115年の節目の日だ。実にめでたい。

 かつて高校時代、3年生で日本史を選択した。2学期いっぱいかけて江戸時代までを教わったものの、3学期ともなれば私立大の入試も始まるので、授業はほんの1、2回。結局、明治時代については最後の授業で映画「二百三高地」を観ておしまいだった。難攻不落の要塞を前にして日本兵の死屍累々…という情景に、これからの受験戦線で自分たちも枕を並べて討ち死にするのでは、と主題歌「防人の詩」を聴きながら暗澹たる気分になったものだ(実際、私は討ち死にしました)。

 ところが、陥ちないはずの旅順要塞はついに陥ちた。日本軍は不可能を可能にしてしまったのだ。先人の敢闘精神には脱帽せざるを得ない。

 もし旅順を占領できなかったならその後、どうなっていたことだろうか。満州さらには朝鮮半島もロシアに占領され、日本は「まことに小さな国」(『坂の上の雲』冒頭の表現)に逆戻りしていた可能性もある。ひょっとしたら、日本もどこかの植民地になっていたかもしれず、アジアの夜明けはずっと遅れていたかもしれないのだ。

 しかし日本は死力を尽くして戦い、ついにロシアに勝った。ほんの115年前のことである。その東洋初の近代国家の民としての誇りを忘れずに、近隣の独裁国家による不当な膨張政策とは断固、戦っていく1年としたい。(編集者M)

  全長なら戦艦三笠にも負けない三笠ビル商店街。入口に巨大模型が鎮座している

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