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艦橋から

平成最後の桜を追って、北へ

 仕事のため、慰安婦問題を扱った「主戦場」なるB級プロパガンダ映画を2度も観てしまった。観るに堪えない映画で、本誌6月号では酷評する予定だ。不肖・宮嶋氏の表現を借りるなら「ああ…来月こそは美しいものを観よう」と思う。精神衛生上、非常によろしくないので、しばし〝心の旅〟に出てみたい。
 本誌5月号の読者投稿欄は、枝野幸男氏とチコちゃんの仮想対談あり、鷹と雀の問答ありで充実していた。そして川柳で「平成の最後の桜しかと見る」との作品が。やはり来たる10連休の前半には、桜前線を追って東北で平成最後の桜を愛でたいものである。
 かつて産経新聞福島支局の記者として3年間を過ごした福島市には、写真家の秋山庄太郎先生が「福島には桃源郷がある」と世に知らしめた花見山がある。今ごろは桜や桃、菜の花などが咲き乱れているはずだ。
 また福島県内では桜前線が山を登っていくので、ちょっと場所を移せば半月以上にわたって桜の花を楽しめる。
 戊辰戦争の激戦地だった会津若松・鶴ヶ城の桜も見事なものだが、それから1週間近く遅れて咲く亀ヶ城公園(猪苗代町)の桜は背後の雪を戴く磐梯山との対比が素晴らしく、福島在勤中から何度も観に行った。猪苗代町といえば現行千円札の顔・野口英世の故郷で、その生家が記念館となっている。平成最後の花見としては、このあたりが狙い目だろう。
 さらに春の訪れが遅い北東北の内陸部にまで足を伸ばせば、令和最初の桜も楽しめそうだ。JR東日本に吹き込まれたわけではないが「行くぜ、東北。」という気分になってくる。(編集者M)

 桜咲く亀ヶ城公園から残雪の磐梯山を望む=平成30年4月22日撮影

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