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異論暴論

不要不急のセンセイ方?

政治は何をしているのか

 世界中が武漢ウイルスとの〝戦争〟状態にあるが、わが日本の国会では〝不要不急〟の質問も多くみられる。東京高検・黒川弘務検事長の定年延長問題も、いま騒ぐべき事案なのだろうか。

 産経新聞の水内茂幸政治部次長は定年延長の背景事情を整理した上で「野党や朝日新聞が描くような『官邸が検察人事に介入した』というシナリオは無理筋だ」と結論づける。

 与党もだらしない。自民党の岸田文雄政調会長をはじめポスト安倍とされる面々の言動を本誌編集部が詳報。この大事な局面で存在感の希薄な人たちに、次代を任せられるのだろうか。

 とはいえ野党は、それ以上にどうしようもない。

 旧民主党政権で官房副長官を務めた慶応義塾大学の松井孝治教授は学生と接している立場から「若者たちは国会中継も、それを題材にしたワイドショーも完全に見放していて、彼らの政治不信や低投票率の大きな原因となっている」と嘆く。

 本質的な問題が論じられない仕組みになっている国会で、野党は行政監視を官僚にいわば丸投げし、結果として有能な若手官僚の疲弊や流出を招いている。民主党が下野した後の仙谷由人元官房長官の述懐も、与野党問わず今こそ読み返されるべきだろう。 (編集部 溝上健良)

 

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